2013年11月14日木曜日

ハンナ・アーレント

たまたま何気なくですが、


単館系でなにか私の

心掛かる電影やってないかしらと検索かけましたところ


神保町の岩波ホールで、


ホロコースト関連だろうと思われる作品上映中でしたので、



私も観光とはいえ、アウシュヴィッツに行きまして


直接、


日本人ガイド中谷さんから
「あなたはもっと勉強しなきゃだめですよっ」



悟られた経験を思い出したので観に行きました。




私は最初に一回目初めてしょけん【初見】で映画観る前は

なるべく内容は知らないで

観賞したほうが楽しめると考えていますので、



ユダヤ人の女性哲学者ハンナ・アーレントを描く感動の実話だという

ぐらいの事前情報だけで来ました。



それで、来る前に


完全に私ナメていたのですが


ミニシアターでの上映作品だし



テーマがやっぱし基本

暗くて重いんだろうな?と
観客そんなに来ないでしょうと




三分の一ぐらいしか席埋まらなかったし、





という頭でいましたので








10階エレベーター降りてびっくりしました。




階段けっこう下までお客さんがならんでいるのです。





ホームページに混雑状況を知らせてくれる場所ありました。


私が見たのは水曜夜7時なのでじゃっかん

空いている時間帯でした。

チケット売り切れてなくてよかったです。



なんでもこの入りは





ポーランド映画祭 2013が11月30日から12月13日の間、

東京のシアター・イメージフォーラムで開催告知ポスター貼ってました。

プラハのトラムの広告思い出したので貼り付けておきます。











私の映画の感想は



「とんでもない強い意志で、自ら周りの状況に流されることなく、

考えることの大切さ己の信じる正しいと思う心を貫き通し唱える

聡明なニコチン中毒オバさんによるヒストリア」



です。












<矢野顕子さんのハンナ・アーレントのコメント>

わたしはハンナとは違う意見を持つが、そういうわたしをハンナはきっと理解してくれるだろうと思う。
そういう事の大切さを教えてくれる映画です。




<鳥越俊太郎(ジャーナリスト)さんのコメント>


考えることを止め組織の命令に黙々と従う「悪の凡庸」。
これこそがナチスの本質的罪だと映画は訴える。
戦時中の日本も同じである。

<安藤優子(ニュースキャスター)>


自分が信ずることを揺るがずに伝えること。
それがどれほどに厳しく孤独なことか。
ハンナの強さにものすごく憧れます。



しかし劇中本当に

「風立ちぬ」など比じゃないほどに喫煙シーンだらけでした。


それと


マルガレーテ・フォン・トロッタ監督・脚本、バルバラ・スコヴァ主演の、同じコンビによる



 
は現在では廃盤になっています。



演説シーンが定評高いです。


27年前だけあって若い。


バルバラ・スコヴァはこの作品で

1986年カンヌ国際映画祭主演女優賞されました。


ローザ・ルクセンブルク」は26年前の1987年、

同じ岩波ホールで公開され



今年2月に死去した岩波ホールの総支配人、
高野悦子さんを追悼する特集上映として

一週間だけ公開されました。


ちょうど「ハンナ・アーレント」放映前で、

連日終始満員だったそうです。













「ハンナ・アーレント」の次に上映される作品は

映画館の設置が法律で禁じられている国・サウジアラビアの
初の女性監督による長編デビュー映画


『少女は自転車にのって』です。





2013年12月14日からです。




岩波ホールは地下鉄神保町駅と直結しているので

雨の日風の日など天候に左右されずにこれる

どんちゃんどんとこいなんでもこいの映画館でした。




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