2013年6月25日火曜日

広島旅行⑥ 厳島神社

広島には世界文化遺産が2つあります。

1つは原爆ドーム、

そしてもう1つの安芸の宮島に向かいます。



ホステルを出て広島駅に向かう途中に

六本ある被爆橋梁の一つ猿猴橋(えんこうばし)ありました。

爆心地からの距離1,820m。

原爆で欄干の一部が破損したものの、今でも現役で利用されています。



JR山陽本線でおよそ27分。

宮島口駅まで行きます。




宮島口駅改札でるとすぐ、フェリーのきっぷの自販ありました。

大人片道170円(子供80円)

あと往復も売ってるのですが、340円と別に割引になるわけじゃないです。



JR 宮島口駅でて、正面にある宮島口桟橋まで、徒歩で5分とすぐ目の前です。



なのに

フェリー乗り場まで

走っている人がいたので

私も思わず釣られて

追いかけちゃいました。


改札口みたいなものがなくて、

そのまま乗船です。


駆け乗ったらすぐに

出航しました。




宮島口桟橋~宮島のターミナルまで日中だと15分間隔で

2隻の船がピストン運行されているそうなので、

ほとんど待たないで乗れます。





牡蠣の養殖場が見えます。



霧の向こうに島が見えます。


正式には厳島(いつくしま) 

宮島といのは通称だそうです。


瀬戸内海なので、波はほとんどないから

ゆれず快適でした。



フェリー出航して数分・・・





厳島神社の象徴である、鳥居が見えてきました!





宮島桟橋にわずか10分程度で到着。



このフェリーは国鉄時代から鉄道連絡船と言われているそうです。



宮島口~宮島間を運航する船はJRの他に

広島電鉄系列の宮島松大汽船と2社あって、


所要時間もいずれも約10分で運航、運賃も大人片道170円と同じなのですが、





JR連絡船だけ、


宮島口発9時10分~16時10分の便は、厳島神社の 
 大鳥居に接近して、海の上から見せてくれるのです。


本来、真っ直ぐ港へと向かえば早いところを、敢えて迂回しつつ大鳥居に
 近付いてくれてるのですが、

それは「行き」のルートのみなので注意してください。





しかし、


それでは


宮島松大汽船の存在って何?

と疑問に思ったのですが、




年間300万人近い観光客がくるので

引く手あまたで商売なりたっている感じでしょうか。







宮島は牡蠣が名物らしいので、

お土産売り場に


かきカレー、かき醤油、かき煎餅、かきめしと

並んでいるのはわかるのですが、



なぜか「亀田の柿の種」が一番上の

目立つフェイスに並べられていました。





形が柿の種に似ているから「柿の種」の名称の由来なので、

全然違うとおもうのですが・・


語呂合わせ商法ですか。






宮島ビール売ってました。

でも、

さすがに私も朝からは飲みません。



宮島桟橋駅








「みやじま丸」はSHIP OF THE YEAR 2006 を受賞した船だそうです。




まだ、朝早いので

お店全部しまってました。




 でも、人の数は少なくて、のんびりと観光できるので良いです。







鳥居めざして歩きます。





厳島神社の五重塔が見えました。

応永14年(1407年)に建てられたそうです。


宮島は日本三景のひとつ。



日本三景とは、松島(宮城県)、天の橋立(京都府)、そして、この宮島(広島県)をいうそうです。




商店街を抜けると鳥居がありました。

神社に近づいてきました。


大鳥居が見えるベストポジションで

皆さん記念写真撮られてます。




客社祓殿(まろうどしゃはらえどの)

国宝だけあって

風格があります。





拝観券を買って神域本殿へ。


朱色の回廊。



この辺りの板敷きを平舞台といいます




平舞台から海に伸びる場所は

火焼前(ひたさき)。




日本三大鳥居に数えられるそうです。


現在8代目だそう。



大鳥居は潮が引くと足元まで行く事が出来ます。


干潮時と満潮時とでは、景観がまったくことなるので、

満潮の時間を調べてお越しになれば

1粒で2度おいしい(グリコ)体験がまってます。






朱印、お守り、おみくじなどが売られていました。



こちらが本社です。



厳島神社は国内に500社あるそうで、ここはその総本山になります。




この神社は幾度となく自然災害に見舞われていて、

台風などの直撃を何度も受け大規模な改修工事が行われているそうです。


修復を前提として作られた社殿なのだそうです。




一段高くなった部分がありますが、これを高舞台といいます。




平舞台脇の狛犬はなんだか独特です。








1680年(延宝8年)に再建された能舞台ですが、



平成3年の台風19号で倒壊してしまい、

古材をできるだけ使用し、平成6年にまた再建されました。



国内に5つある重要文化財の能舞台のうちのひとつです。

通常の能舞台は、舞台下に甕を置いて音の響きを調節しているけど、

ここのは潮の満ち引きで変わるとの事、

また響きを良くするために床の板が一枚のように作られているそうです。




出口を出ると、


神社の東側を通ることになります。


他にも広島行きたい場所ありますので、

宮島ロープウエーには乗らずに、


これで宮島あとにしようと、

フェリー乗り場に戻りました。





それで最後になんですが、


ブログ更新するので、

検索かけてたら

とてもショッキングな事実判明しました。



宮島といえば鹿、


有名ですよね?






それでがですよ、



シカが観光客の持っている飲食物を狙って 観光客がケガをするなどの被害が
マスコミによって報道されることもしばしばあり、 

地元観光協会や廿日市市は観光地としてのイメージダウンを懸念して



山に返そうと、







鹿に餌をあたえるのを止めたのです。


餌を与えなければ鹿を山に還り野生鹿になると・・・。


なので土産物店でどこでも売っていた「シカのえさ」の販売を取りやめられて、

観光客にも餌をあたえないようしているのです。


厳島神社では、鹿が神使(しんし)=神の使いなんじゃないんですか?




そもそも宮島の鹿は、GHQの上陸時、ハンティグの的として 絶滅してしまって、

  その後奈良公園から譲りうけ、

現在の鹿達はその子孫なのだそうです。




山手の鹿は以前からの住人の習慣でこっそり餌が与えられているので、

生きながらえているそうですが、



2009年、朝のテレビ番組で、宮島の鹿の餌やりが 禁じられている中での、
鹿の様子が報道され、お腹を空かせた鹿が、観光客の捨てたビニール袋を食べる様子や、
死んだ鹿の胃袋の中に小砂利しか入っていなかった様子が報道されたそうです。





厳島神社も「神社の鹿ではない」と主張していたりと、


なにが、宮島観光公式サイトのキャッチコピー


“人と神々が共に生きる島~宮島 嚴島神社”ですか、


ちゃんちゃらおかしくて、

おへそが茶を沸かさあ(歌舞伎『盲長屋梅加賀鳶』)です。







頭数は餌を与えながら去勢などで調整して行なっていく方法だってあるのです。



ちょっとでも、不幸の少ない


共存を強く求めます。