2012年9月25日火曜日

大地の芸術祭2012③ 名ケ山写真館

前回の更新は本当に酷いですね、



精神の蝶番(ちょうつがい)が完全にはずれていました。


でも、どう考えても仕方ないのです。


だからそのまま残します。








 T250、妻有間曳 -水内貴英-

制作年 2012


村の高齢化でお神輿担ぎてが減少しているので

周りにふんだんにある牧と水を使っての、

蒸気の力で動く、自動おみこしです。




作品が展示されている横に湧き水が流れていて,

看板には



一、お美味しい水をお飲みください

一、野菜も自由にお食べ下さい

中手町民より。



中手の名水とよばれている冷涼な湧水を私もひしゃくで、



ぐいっといただきました。



ほんとに冷たく、とても澄んだ美味しいお水でした。








作品向かいは、中手集会所で、無料でトイレが借りれます。


道幅が狭いのですが、

一方通行ではないのです。

この道幅ではどう考えてもすれ違えないので


私はずっと運転しながら


向かいから車来ないで、来ないでと


祈りながら進みました。


なんとかエンカウントせずに次の場所に着きました。

アジア写真映像館「世・界:三世十万」展 

制作年 2012

エリア 十日町



2006年から大地の芸術祭では空家・廃校を美術館として
させるプロジェクトが始まったそうで、

 旧名ケ山小学校も「アジア写真映像館」として再生されました。





今年は「世・界:三世十方」展が開催されていています。



東京綜合写真専門学校のゼミ生による写真も展示されていました。


学生さんたちが撮影した、村の人たちの「手」の写真です。

元図工室はカフェ「MYOKAYAMA CAFE」

地元で作られた野菜を使って作った料理を食べることができるのですが、


この日、月曜日はお休みでした。

夏野菜のカレー、赤紫蘇ソーダ、杏仁豆腐食べたかったです。

この校舎に展示している芸術家の写真集がおいてました。

雪国らしい衣が校長室に


ありし日の名ケ山小学校


T246 流動彩虹・汶川-名ヶ山 -熊文韻(ション・ウェイン)-

制作年 2012


あの日のあの時のままで

針を止めています。



T245 結束:計画性生育列・人口老齢化」シリーズ -何崇岳(ホー・チェンイエ)-








T247 「8848」 ー石川直樹ー

制作年 2012







T244 「妻有物語」 ー榮榮&映里ー(ロンロン&インリ)



インクジェットプリントによる作品です。




作品ではありませんが、

体育館舞台幕裏って、


なんともいえない気分にさせられます。





旧名ヶ山小学校の雪囲いと集落の民家を

虹色にするプロジェクトで、ところどころに虹色の布がかけられています。

空家になった古民家を改装し、2006年にオープンした「名ケ山写真館」。



家屋の一階では

使われなくなった道具を用いた枯山水が展示されています。


竜安寺の石庭のようです。

お風呂のにおいがしました。



T109 名ヶ山写真館 遺影〜彼岸に還る〜 -倉谷 拓朴ー

制作年 2009





訪問者の遺影を撮影しています。 ¥3,500

この遺影写真の撮影手順なんですが、

 カメラのレンズを見てから目を閉じる、

そして瞑想をする、

 目を開けるタイミングでシャッターを切るのだそうです。





遺影撮影スタジオ隣は


外に向かって解放されている座敷がありまして

言い知れぬ眺め、そこに吹き込む涼やかな風の匂いにつつまれながら

冷たい麦茶がいただけます。
















みなさん

2階から眺める里山の風景に癒されています。



今回めぐっていて思ったのが

三人組で行動する女子が多かったです。


この芸術祭が行われるまでは


だれがこの場所に

日本各地から

人が訪れるようになるとは、

いったい誰が想像できたでしょう。



過去、この家に住んでいた方、

そして建てた大工さん


知ったら驚くでしょね。