2011年1月30日日曜日

チェコ旅行 4 ルズィニエ国際空港

運よくまた、窓際の席だったので、パリの夜景を観ることができました。
頭の中に即効で、 『翼よ!あれが巴里の灯だ』 が、チャールズ・リンドバーグの伝記映画観たことないのに、日本での邦題のタイトルがでて来ました。


PENで暗いところを撮ると、光の弾道が入ってしまい、上手く取れないので、こっちはサイバーショットで写したものです。

シートベルト着用サインが消えてからすぐにウェルカムドリンクのサービスが始まりました。いっしょにサンドイッチもサーブされて嬉しかったです。

当然ビールにしたのですが、 Gambrinus(ガンブリヌス)という銘柄でした。美味しかったです。

帰って今調べてみたらチェコを代表する銘柄、ピルスナーウアクエル(プルゼニュスキー・プラズドロイ)の工場で作られている別の銘柄で、名前のガンブリヌスとはビールを創造したとされる神様の名前なのだそうです。



一時間半ほどのフライトの後、ついにチェコ共和国プラハにある国際空港、『ルズィニエ国際空港』に降り立ちました。



ルズィニエ国際空港は、チェコ共和国唯一の国際空港で、プラハ市内から約17Km西に離れた場所に位置します。




飛行機を出ると階段で下に降りて(バリアフリーじゃないです。)空港内バスに乗りました。



日本人いません。



バスを降りるとみなさんぞろぞろと一定の方向に進みだしました。これにはぐれるとマズイと察知し、ついて行きます。





荷物を受け取るところに出ました。






成田で預けたスーツケースがちゃんと同じ飛行機に乗ることができたのでしょうか、ドキドキです。



「あっ」



きました! 紛れもなく、あのスーツケースは2年前に35にもなって初めてようやく普通免許取りに合宿で新潟に行くために急遽ヤフオクで1500円ぐらいで落札したやつです。18時間以上ぶりの再会です。



えー・・。無事にプラハに着いて、荷物とも再開できたことにより、安心してしまったのか、ここでも自分の悪い癖,
         
「なんにも考えないで、まず先に行動する。」
がでました。

今回の旅行で、いくら向こう見ずな自分でもひとつ保険をかけていたのですが、泊まる宿は日本人の方がやられている『民宿桐渕』にしていました。プラハに行きたいと思った一年半前から色々なプラハ旅行記を見まくりましたが、多くの方が宿泊していて、評判もとても良い事と、空港から宿泊先まで、チェコ人ドライバーが往復送迎してくれるとの理由がデカく決めました。空港からプラハ市内まで17キロ離れていて、成田、羽田みたいに鉄道が隣接してないので、バスかタクシーに乗らないといけないのですが、到着するのが夜だし、バス乗り継いでホテルまで行く自身もなく、タクシーはガイドブックにも、いの一番に記載されているのですが、チェコ タクシーだけでググっただけで、一ページ目から運賃をぼったくる危ないことしかでないほどタクシーは危険だと有名なので、絶対に乗るまいと、もう一年半前から頑なに決めていました。


・・・で、空港内を出ると、自分の名前を書いた紙を持ったチェコ人ドライバーが待ってるとの情報だったので、出口手前のフロアーに出るとそれらしき人がいないので、そのまま外に出ました。すると2台のタクシーが止まっていて、手招くので、これか?と思い近づくと後ろのトランクに荷物を詰まれ乗車してしまいました。「アドレス?」と言われて、あっこれ違うと気づいた時にはアフターカーニバルで、「テレフォーン、テレフォーン」と必死に懇願し、一度下ろしてくれと訴えても、高見山にメガネかけて髭を生やした風貌の巨漢は一度捕まえた客を簡単に降ろすまいと中々後ろのトランクを開けてくれませんでした。5分ほどでしょうか押し問答を繰り返し、何とか自分の荷物を奪え返し、空港内に戻ると、一歩はなれたところでその一部始終を私を宿まで送迎するチェコ人ドライバーが市原悦子よろしく見ていたらしく「すびる」とちょっと間違った苗字の書いた紙を見せました。はじめから紙を見せて立っていてくれたらこんなことにならなかったのにと軽い殺意を覚えましたが、それを伝えるすべがないので、黙って車に乗り込みました。


まぁー結局、今回のこの異国の地での突然の寸劇も、パリ同様全部自分のまぬけっぷりが引き起こしたことなんですけど・・・。
一日二回もパニックを経験して丸一日かけての長旅もあり車中ずーと放心状態で、口あけてあんぐりしてました。
どれぐらいの時間かも思い出せないですが、言葉も交わせるわけもなく、ドライバーさんとは無言劇を戦わせました。

民宿桐渕につくと旦那さんとお子さんが出迎えてくれました。


部屋に案内されて、「とにかく疲れたのでビール飲んで寝たいのですが、」と言うと、三本だけストックがあるとの事で冷蔵庫に入れてくれました。


頭見切れてますが、アルフォンス・ミュシャの絵が飾ってあります。


テレビをつけてみると、リー・トンプソン トム・クルーズの 『栄光の彼方に』がやってました。二人がチェコ語話してます。


プラハ初ビールはPardal(パルダール) という銘柄で、とっても美味しかったです。これが現地で飲むPivo(ピヴォ)かと、本当に美味しかったので感動しました。

詳しいことは明日でと言う事でシャワー浴びて寝ることにしました。

2011年1月24日月曜日

チェコ旅行 3 シャルル・ド・ゴール国際空港

“今回のブログを書く前に、最初にあやまっておきます。
日本のみなさんごめんなさい。”
たぶんわざとあえて見せ付けるためにファーストクラスの座席を通って飛行機を下ろされました。
初めてエコノミーに乗って、半日以上もせまっ苦しい思いを虐げられた直後のファーストインプレッションだったこともあり、突然のベルサイユ空間にしばし心奪われてしまいました。



ファーストクラスていったい、おいくら万円位なのかとグーグル先生で調べてみると、だいたいエコノミーの20倍
相当だということが分かりました。

航空会社は違いますが、全日空「ANA」の国際線の運賃が検索できるのがありました。
http://www.ana.co.jp/asw/index.jsp?type=i

左側の「空席便検索/予約・購入」に適当な日程やら行き先をいれて検索して、エコノミー、ビジネス、ファーストクラスのお値段の違いを比べてみてよく分かりました。200万以上とは驚きです。
私はもしも宝くじで億単位当たったってファーストクラスに乗ることは絶対に無いです。


シャルル・ド・ゴール国際空港の名前は、フランスの元大統領の名前にちなんでつけられたそうで、首都パリにある国内最大の空港です。





たぶん、こっちだろうと歩いていきます。
係りの人がいたので、恐る恐るチケットを見せてみたところ、
「japon?(ジャポン)」と言われました。
あ、はいっ(日本語)と答えると、チケットに何か書き出しました。

terminal(ターミナル)2DのGate(ゲート)Dの63だと書いてくれました。
まだ、この時はスタートしたばかりで、三人の空港関係者の方も優しく感じたので すが、この後、このフランス最大のエアステーションで心底こころ折られる体験をしました。

当然ですが、やっぱりちゃんと、日本と同じ見世物小屋がありました。
「たーみなるつでぃー、たーみなるつでぃー」と念仏のように唱えながら進みます。

「 たーみなるつでぃーたーみなるつでぃ」



帰って今、ブログを書くのにウイキペディアで調べていたら、ターミナル2DのあるAérogare 2(第2ターミナル)は、ヨーロッパ圏内路線などを中心にする2A、2B、2C、2D、2Gターミナルと、長距離路線の発着を主とする2E、2Fターミナルからなる最大のターミナル群であるそうで、キャリーバッグをズルズルと引きずりながらチケット握り締め、 表示を確認しながらオロオロと進みます。


表示の支持にしたがって進んではいるのですが、不安になって係りの人にチケットを見せてみたら、なんかいぶかしげな顔をされながら、今まで来た道の方を指差すのです。なんだろう?と思って戻ってみたのですが、途中でなんかやっぱおかしいだろうと思い、別の空港関係者に尋ねてみたところ、同じように2Dの表示がある方とは逆の方に指を出すのです。なんで表示板では2Dはあっちと書いてあるのに逆のほうを指差すのか分からなくて
か細く「ツディ・・・」と言いながら書いてある方を指差すと、「ハァハーン」とあきらかにアジア人を見下す態度をされました。(そんな気がしました・・)
もう、わかんないから表示に従って歩いたら、パスポートとチケットを見せるところがあってなんか通ったら合ってたみたいです。
完全に確実にフランス人というのは東洋人種に強くゼノフォビアなきらいがあることを身を持って思い知らされました。
そういえば思い出したのですが、昔フランスで日本のアニメ『ベルサイユのばら』が放送されたのですが(『The Lady Oscar』というタイトルで)、その時フランス人はそのアニメを観て「こんな美しいもの日本人が作れるわけが無い」とほとんどの人が日本の作品だと信じなかったそうです。





このオロオロ首をキョロキョロしながら散策する状況を、後ろからカメラで撮られてたら、まんま日テレの『はじめてのおつかい』です。37にもなってまだあの子供たちと同じ深層心理を理解するなんて・・・。


ここで荷物検査です。成田と違って、日本のスタッフとかいませんので、言葉わかんないなりにも、ドリフってぐらい四回ぐらいピコピコなってあせりましたが、なんとか通過しました。
ようやく、ゲートD63に到着しました。なにやらもう登場手続きが始まっているみたいなので、列に並んで乗り込もうとしてパスポートとチケットを見せたらわかんないこといわれて追い返されました。
そしてここまで、こんな広い空港でこんなに人がたくさんいるのに、パリに着いて飛行機を降りてから、一度も日本人に会っていまでんでした。

隣の電光掲示板を見るとプラハ行きのがどこにも表示されていませんでした。
ここまで必死で来てたどり着いたあかつきの結果がこれで、もうなにも手がかりも無く、途端にパニックになりその場で立ちすくみ実際に声をあげながら「わかんないよぉーわかんないよぉー」と半べそをかいていると、
(あ、はいっ・・37歳です。)
突然後ろから、二十代前半位かと思われる無茶苦茶カワイイ日本人のおねえさんが、優しく声をかけてくれて、
「赤いパスポートが見えたからどうしたのかと思って、どれどれ、チケットを見せてみて、」
と助けてくれました。どうやらまだ時間が早すぎて表示されていない事が分かりました。お姉さんに
「外国人は適当だから簡単に信用しちゃ駄目よ。」と優しく悟られ、
(あ、ええっ・・37歳です。)、
「私はブダペストに行くの。」とおっしゃって現在、Dの63に止まっている飛行機に乗り込んで行きました。この日本人の方にであっていなければ、本気で泣きながら空港内をさ迷っていた筈です。
   
今ではこのおねえさんは私にとって三大天女の一人として毎晩祀っています。

そういえば パリでのトランスファー(乗り継ぎ)の時間が3時間あったことを思い出しました。
一時間弱、ボーと座ってました。

ようやく、英語でプラハのPrague(プラーグ)が表示されました。 一安心です。



キンダーチョコ売ってました。ヨーロッパだとほんとにポピュラーなチョコでした。
せっかく空港内とはいえ、今回の旅行で、パリとアムステルダムに立ち寄るのだから、なんかお買い物したいと考えていました。それで、まず最初に、本当に海外でファミマクレジットカードが使えないのか試してみたら、やっぱり駄目だったので、http://www.famimacredit.co.jp/topics/101224.htmlあらかじめ日本の三井住友の外資両替コーナーで作っておいた40ユーロで、このチョコとあとパッケージにフランスっぽい絵の描いてある缶のお菓子を買ってみました。



時間になりました。
チェコ航空(CSA Czech Airlines)に乗り込みます。





国内線だからでしょうか、前面にモニターはありません。


ちょっと離れた頭上にモニターが設置されています。望遠できるレンズ買っておいて正解でした。




シートベルト着用警告ランプがエールフランスと絵柄が同じでした。

えー・・今回最後に書いておかないといけないのが、フランス人冷たいとか色々書きましたが、結論は私の国際共通語である英語能力のいちじるしい哀れすぎる低さが原因であって、コミニュケーション能力が著しく劣っているのにもかかわらず、一人っきりで初めての海外とか行っちゃってること自体がフランス人に迷惑で、空港内にいた、ほかの諸外国の方々にも本当にみっともない哀れな痴れ者日本人像をうえつけさせてしまいました。
日本の皆さん、本当にどうもすみません。今度海外に行くときは絶対にツアーコンダクターの付くパックツアーにしておきます。
29歳さんから頂いた海外旅行でのアドバイスのメールで書いてあった、
「自分は1月に母とスペインに行きます。もちろんツアーで。ふふ。」の
“ふふ”。のなす意味が重くのしかかります。
たとえると、ヒヤリング能力が無いのに字幕も日本語吹き替えも無い洋画を見るような行為でしょうか?
違いますね!この後ももっともっと恥をさらすこととなります。

ニッポンノミナサンゴメンナサイ・・・