2009年4月28日火曜日

土人(ツチンチュ)イベントに行ってきました

20日の月曜の深夜、ネットをしていて、一体どんな飛び方でたどり着いたのか自分でも覚えていないのですが、偶然声さんのブログが開きまして、21日の夜、新宿ロフトプラスワンで行なわれるイベントの告知がされてたのですが、読んでいる時の私の頭の上には間違いなく大きな?の文字が浮かんでいたはずです。だってタイトルが「第一回・ウホウホ!土人(ツチンチュ)ランド~アフリカだ!ジャングルだ!ウラ~!~」ですよ、たしか土人ってことば放送禁止用語にふくまれていたはずですし、内容を読んでも土人映像を見ながら豚の丸焼きを一頭食べつくすイベントなんて私には理解できなくて不思議で不思議でたまらなくなりました。出演される方もコスプレタレントの声さんは少し知っていましたが、他の方はまったく存じ上げてないので不安だったのですが、なにか新しい刺激をくれるような気がして少し怖かったのですが行ってみることにしました。





新宿ロフトプラスワンに来るのはこれで2回目になります。このあとにもここで能町みね子さんのイベントが2回行なわれていましたが、土日仕事なのでいけませんでした。





前回来た時とはまったく逆でほとんど男性ばかりです。

声さんはジャングル黒べえのコスプレでキャラクターも分かりましたが、キムラケイサクさんはキングコング対ゴジラに出てくる大村千吉さんの役、通訳コンノのコスプレだそうでまったく分かりませんでした。

中野腐女子シスターズの喜屋武ちあきさん、お笑いコンビ西麻布ヒルズの大塚千太郎さんは何のコスプレもなく登場されました。正直、声さん以外の三人をまったく私は知りませんでしたが、3人とも面白く話し上手で好きになりました。

あくまでも土人を音読みではなくツチンチュと沖縄の方言?で読むという態(てい)だそうです。


沖縄から空輸された豚の丸焼きがダンボールに入って登場しました。購入するのには一ヶ月前から予約が必要で一頭6万円とお高いですが輸送費は3000円ですむのだそうです。

切り刻まれる前に皆で写真撮影がおこなわれました。

盛り付けでキャベツがついて一皿500円で販売されました。

イベントの内容は日本の映像作品で登場する黒人のキャラクターが時代と共に絵柄やポジションが大きく変わっていることを紹介されていて、私も解るサイボーグ009も白黒、新、平成と3作品のオープニングの映像が流れ初代のピュンマ昭和54年のピュンマ平成版のピュンマの違いを見てとれたりしました。
注、※ が付いているのはYouTubeやニコニコ動画に飛びます。


タツノコプロがドカチン※なんてアニメつくていたなんてしらなかったですし、クムクム※、ナディア※、ペルシャ※、ギャートルズ※ 原始アニメ、黒人が主人公のアニメが沢山あることを知りました。


そしてキクチさんのお話で黒人差別をなくす会の存在を知りました。会と言っても大阪の3人家族、有田さんで、サンリオのキャラクターに黒人がいてアメリカの雑誌がこれは差別だと取り上げサンリオはそのキャラクターを回収しました。それを知った有田一家は、黒人に似ている物は全部投書して、ちびくろサンボやカルピスの登録商標、オバQを市場から撤退させ世間やマスコミに力を持つようになってしまいました。なのに、出版社などがこれは差別ではないので話し合いましょうとのべても全部それには応じない姿勢で投書するだけして絶対に表には出てこない人なのだそうです。







第二部が始まりシークレットゲストが登場しました。アダモちゃんでした。会場大盛り上がりです。





島崎さんはまったくこのイベントの趣旨を解ってはいないのですが、会場を一瞬にして自分の虜にもって行きました。さすが芸暦の長いメジャーな芸人です。

「このイベントに参加したことを世間に知られたくない、第二の北野誠になりたくない」と多分半分本気でおっしゃってました。

関西の方で昭和48年に放送されていた飴のCM那智黒※を見て島崎さんは「今じゃ絶対無理だよね」

と仰ってました。ブッシュマンもきむらさんの話では当時、べつにみんな普通に洋服を着ていたのに映画の影響で観光に来る人をがっかりさせないためにあえてみんな半裸になったりして、ニカウさん晩年そのことを後悔していたとのことです。アニメでのフランダースの犬のイメージをもって観光にいってオリジナルの銅像を見てがっかりする日本人が多いそうですから、映像のマジック、プロパガンダアニメーションがアメリカ日本多く※作られた理由が解ります。そして今回のイベントの最後のトリに映されたくもとちゅうりっぷ※が物凄い絵も動きも綺麗で、第二次世界大戦中の昭和18年に作られた作品なのに時間とお金がちゃんとかけられていて、手塚治虫がリミテッドで安く、質を下げてアニメを作って企業に売った事で日本のアニメの質が下がったと宮崎駿が怒った理由が少し解りました。

















イベントの前日に偶々知って、直前までいこうかどうか迷っていたのですが、新しい刺激を貰えて本当に行って良かったです。

0 件のコメント:

コメントを投稿